胃もたれや胸やけの症状イメージ

「最近ずっと胃が重いんですけど、これってストレスですかね」。当院の受付でも、そんなふうに何気なく話してくださる方がいらっしゃいます。昼食のあとに胃がもたれる、夜になると胸のあたりがじりじり焼けるような感じがする。どれも「よくあること」として片づけてしまいやすい症状ばかりです。

忙しい毎日のなかで、市販の胃薬でやり過ごしている方も少なくないでしょう。「病院に行くほどでもない」と思う気持ちはよくわかります。ただ、不調の背景がストレスなのか、生活習慣なのか、別の原因なのかは、ご自身だけでは判断しにくいものです。

この記事では、胃もたれや胸やけといった身近な症状について整理しました。どんなタイミングで相談を考えればいいのか、受診するとどんなことがわかるのかをお伝えします。

胃腸の不調を相談できる内科をお探しの方へ

「胃の調子がずっと悪いけれど、どこに相談すればいいかわからない」「胃カメラは怖いけど、気になる症状がある」。そうした思いを抱えたまま、なんとなく日々をやり過ごしている方は少なくありません。胃腸の不調は「我慢できる範囲」のことが多いぶん、受診のきっかけをつかみにくい領域でもあります。

髙石内科胃腸科は、昭和26年の開設以来、墨田区で内科・胃腸科の診療に携わってきた有床診療所です。大学病院や総合病院と協力し、経験豊富な専門医が内視鏡検査を担当しています。胃カメラで麻酔が使えるかどうかを気にされる方も多いのですが、当院では鎮静剤を使用し、検査時の負担に配慮しています。「以前の検査がつらかった」という方にも受けていただきやすい環境を整えています。

検査結果で気になる所見が認められた方には、必要に応じてフォローアップのご案内をお送りしています。「受けて終わり」にならない体制です。CTやエコー、血液検査など院内の設備も幅広くそろえていますので、症状の背景を総合的に確認していくことも可能です。

「まず話を聞いてもらいたい」という段階からのご相談も歓迎しています。気になることがあれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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胃の不調、「よくあること」で済ませていませんか

胃の不調を我慢してしまうイメージ

昼食のあとにお腹が重い。夜になると胸のあたりがむかむかする。朝起きても胃に違和感が残っている。こうした症状に覚えのある方は少なくないでしょう。

当院にも、「気になってはいたけど、忙しくてそのままにしていた」という方がよくいらっしゃいます。日中は忘れていても夜になるとまた気になる。でも翌朝には「まあ大丈夫か」と思い直す。その繰り返しで数か月が過ぎてしまうお話は、受付でも珍しくありません。

「ストレスだろう」で片づけてしまう心理

胃の不調を感じたとき、まず浮かぶのは「ストレスかな」「食べすぎかな」という説明です。実際、自律神経のバランスが崩れると胃酸の分泌や胃の動きに影響が出ることがあるとされています。

ただ、そこで「仕方ない」と結論づけてしまうと、ほかの原因に目が向きにくくなります。市販の胃薬で一時的に楽になると、なおさら受診が遠のいてしまうものです。

「よくある症状」の裏側にあるもの

胃もたれや胸やけは日常的に起こりうる症状ですが、背景にさまざまな要因が関わっている場合があります。

胸やけが繰り返し起こるときは、胃酸が食道に逆流する「逆流性食道炎」が関係していることがあります。日本人の10から20%程度がこの胃食道逆流症に該当するとも推定されています。

検査で胃の粘膜に異常が見つからないにもかかわらず症状が続くケースもあります。「機能性ディスペプシア」と呼ばれる状態で、健診受診者の11から17%に認められたという報告もあります(日本消化器病学会ガイドライン)。ストレスや生活習慣、胃の知覚過敏など複数の要因が絡み合って起こると考えられています。

ピロリ菌感染が慢性的な不調に関わっている場合もあり、感染の有無を確認するだけで背景がはっきりすることがあります。

迷っていること自体は、おかしなことではない

「この程度で病院に行っていいのか」。そう感じる気持ちは自然なものです。「受診しなければ」と追い込む必要はありません。気になっている状態を一度整理してみる。その考え方が、次の行動につながりやすくなります。

相談するとどんなことがわかるのか

内科で胃の状態を相談するイメージ

「病院に行ったら、いきなり胃カメラを勧められるんじゃないか」。そんな不安から受診をためらう方は少なくありません。ただ、実際の流れはもう少し段階的です。

まずは問診で状況を整理する

受診すると、最初に行われるのは問診です。症状がいつごろから続いているか、どんなタイミングで出やすいか。食事内容や飲酒・喫煙の習慣、服用中の薬があるかどうか。医師がこうした情報を聞き取りながら、症状の背景を絞り込んでいきます。

病気の有無だけでなく、食事の偏りやストレス、睡眠不足など生活のなかにある要因も確認します。「何が原因で胃の調子が悪いのか」の見当がつきやすくなるためです。

「相談=すぐ検査」ではない

「行ったらすぐ検査を勧められるのでは」という心配もあるかもしれません。ただ、すべての方にいきなり検査を行うわけではありません。当院でもまず医師が状況を伺い、検査の必要性やタイミングを一緒に整理するところから始めています。ご本人が納得したうえで進める流れです。

必要に応じた検査の選択肢

問診をふまえて医師が必要と判断した場合に、検査を提案します。内視鏡検査(胃カメラ)は、食道・胃・十二指腸の粘膜を直接観察する検査です。週に2回以上胸やけを感じる場合や症状が数週間以上続いている場合は、内視鏡検査で確認しておくと安心でしょう。血液検査やエコー検査で、胃以外の臓器に問題がないかを確認することもあります。

当院では鎮静剤を使用し、検査時の負担を軽減できるよう配慮しています。経鼻内視鏡にも対応しており、過去に検査でつらい思いをされた方にも受けていただきやすい環境です。毎月第1土曜日には女性医師が担当していますので、ご希望の方は予約時にお伝えください。

検査後も、所見の内容に応じてフォローアップのご案内をお送りすることがあります。「次はいつ受ければいいんだろう」とご自身で判断する負担が軽くなるだけでも、気持ちの面ではずいぶん楽になるものです。

ただし、体調の変化や気になる症状がある場合には、ご案内を待つだけでなく、ご自身から医師へご相談いただくことも大切です。早めに相談することで、必要な検査や対応につながる場合もあります。日頃から気軽に相談できる環境を持つことは、健康を守るうえで大きな安心につながります。

日ごろからできること、そして迷ったときの考え方

日常の食事や生活習慣を見直すイメージ

「自分でできることがあれば知りたい」。受診を決める前の段階でも、日常のなかで意識できるポイントがあります。

食事面で意識したいこと

揚げ物や辛いもの、カフェインを多く含む飲み物、アルコールなどは胃酸の分泌を増やしやすいとされています。症状が気になるときは少し控えめにしてみてください。

食後すぐに横になると胃酸が逆流しやすくなります。夕食は就寝の3時間前までに済ませる、一度に食べる量を調整するといった工夫も、胃への負担を減らす助けになるでしょう。

生活習慣との付き合い方

自律神経のバランスが乱れると、胃酸の分泌や胃の動きに影響が出やすくなると考えられています。とはいえ「ストレスをなくしましょう」と言われても現実的ではないでしょう。睡眠時間を少しでも確保する、休日に体を動かすなど、小さな調整の積み重ねのほうが続けやすいかもしれません。

デスクワークで前かがみの状態が続くと、お腹に圧がかかり胃酸の逆流が起こりやすくなるともいわれています。時折背筋を伸ばすだけでも負担は和らぎます。

市販薬は「応急処置」と考える

市販の胃薬は一時的に症状を和らげてくれますが、原因そのものを取り除くものではありません。数日間服用しても改善しない場合や、やめると症状が戻る場合は、一度医療機関で状況を確認してみてください。

「迷ったら相談」が、結局いちばん楽

いちばん負担が大きいのは「どうすればいいかわからないまま過ごしている時間」でしょう。相談してみると、次にやるべきことが整理されます。それだけでも気持ちはかなり楽になるものです。当院では、はっきりした症状がない段階でのご相談も受け付けています。「なんとなく気になる」というところから話していただいて構いません。

【Q&A】胃の不調が気になるときのよくある疑問

胃もたれは放置していても大丈夫ですか?
食べすぎや飲みすぎなど原因がはっきりしていて、一時的に起こる胃もたれであれば、安静にしていれば自然に落ち着くことが多いとされています。ただし、思い当たる原因がないのに繰り返される場合や、数週間以上続いている場合は、背景に別の要因があるかもしれません。気になるようであれば、一度ご相談にいらしてください。

市販の胃薬を飲んでも治らないときはどうすればいいですか?
市販の胃薬は胃酸を抑えたり粘膜を保護したりする作用がありますが、症状の原因そのものを取り除くものではありません。数日間服用しても改善しない場合や、やめると症状が戻る場合は、別の原因が関わっていることもあります。医療機関で状況を確認してもらうと、次の対処が整理しやすくなります。

胃カメラは必ず受けなければいけませんか?
すべての方に胃カメラが必要というわけではありません。当院では、まず医師が問診で状況を伺い、検査の必要性を一緒に判断しています。ご本人が納得したうえで進めますので、「いきなり検査」ということにはなりません。鎮静剤を使用し検査時の負担に配慮した内視鏡検査や、経鼻内視鏡検査にも対応していますので、過去に検査でつらい思いをされた方もお気軽にご相談ください。

どのくらい症状が続いたら受診したほうがいいですか?
明確な基準があるわけではありませんが、胃もたれや胸やけが2週間以上続いている場合は、一度医療機関で相談してみることをお勧めします。週に2回以上胸やけを感じる場合や、市販薬を飲んでも改善が見られない場合も同様です。食欲の低下や体重の変化が出ているときは、早めの受診が安心につながります。

食事で気をつけることはありますか?
脂っぽい食事や刺激の強い食べ物、アルコール、カフェインの多い飲み物などは、胃酸の分泌を増やしやすいとされています。症状が気になるときは少し控えてみてください。食後すぐに横にならない、就寝の3時間前までに夕食を済ませるといった工夫も助けになります。食事内容の見直しで症状が和らぐ方もいらっしゃいますので、まずは取り入れやすいところから始めてみてください。


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医院情報

医院名 髙石内科胃腸科
運営法人 医療法人社団 常壽会
所在地 〒131-0044 東京都墨田区文花1-21-3
電話番号 03-3619-3221
診療科目 内科・胃腸科・外科
URL https://jojyu-kai.jp/