「前に受けた胃カメラがつらくて、あれ以来ずっと検査を避けてしまっている」。当院の受付では、こうしたお話を何度もお聞きしてきました。健診で再検査を勧められたけれど、あのときの苦しさを思い出すと踏み切れない。おなかの調子がなんとなく気になっているけれど、検査となると気が重い。その感覚は、ごく自然なものだと思います。
ただ、不安を抱えたまま何年も過ぎてしまうと、「行かなきゃ」と「でも怖い」の間で立ち止まったままになってしまいます。そうした方にお伝えしたいのは、最初の一歩は検査を受けることではなく、不安の中身を医師と一緒に整理することだということです。
この記事では、検査への不安がどこから来ているのかを整理したうえで、「まず相談する」ことで何が変わるのかをお伝えしていきます。
検査が不安な方の「まず相談」を受け止める内科として
「検査を受けたほうがいいのはわかっている。でも、前回がつらかったから踏み切れない」。当院では、こうした声をお聞きする場面が少なくありません。受付で少しお話を伺うだけでも、長い間おひとりで抱えてこられた不安が伝わってきます。
髙石内科胃腸科は、墨田区で60年以上にわたり地域の健康を支えてきた有床診療所です。私たちスタッフが日々の診療で心がけているのは、「来てよかった」と感じていただける対応です。検査を勧めることが目的ではなく、まず今の状態や不安を聞かせていただいたうえで、医師と一緒に「次にどうするか」を考えていく。それが当院の基本的な姿勢です。
内視鏡検査では、麻酔をしてほしいというご要望をいただくことがありますが、当院で使用しているのは鎮静剤です。検査時の負担に配慮した対応を行っており、過去につらい思いをされた方にも受診いただけるよう環境を整えています。経鼻内視鏡や女性医師による検査にも対応していますので、不安やご希望があれば遠慮なくお伝えください。「まだ検査を受けるか決められていない」という段階でも構いません。まずはお話しにいらしてください。
「検査が怖い」の正体を知ると、次の行動が見えてくる

「以前受けた胃カメラがつらくて、それ以来ずっと避けてしまっている」。当院の受付では、こうした声を年に何度もお聞きします。あの苦しさを思い出すと足が向かない。その気持ちは、無理もありません。
ただ、「怖い」「つらそう」という気持ちの中身を少し分けて見てみると、漠然とした不安の輪郭がはっきりしてくることがあります。
不安の多くは、3つに分けられる
検査そのものへの恐怖
「のどを通るときの苦しさ」「おなかの痛み」など、身体的な苦痛に対する不安です。オリンパス社が40代から60代を対象に行った調査でも、胃の内視鏡検査に対して約8割の方が「つらいイメージ」を持っていました。大腸の内視鏡検査では86.5%にのぼります。
検査前の準備に対する負担感
とくに大腸カメラでは前日からの食事制限や下剤の服用が必要です。同じ調査で、77.3%の方が「検査前の準備が大変そう」と感じていました。
結果に対する怖さ
「もし何か見つかったらどうしよう」という気持ちが、検査を遠ざけている場合もあります。
不安を抱えたまま時間が経つと、何が起こるか
抵抗感を抱えたまま年数が経つと、不安はさらに膨らみます。「あのとき行っていれば」という後悔が受診を遠ざけ、悪循環に入ってしまう方を受付でもお見かけします。
国立がん研究センターの統計では、胃がんのステージIの5年生存率は92.8%とされていますが、ステージIVでは6.3%との報告があります。大腸がんもステージIで92.3%に対し、ステージIVでは18.3%です。早い段階で見つかることで、選択肢が広がる可能性があることを示しています。
一方、先ほどの調査で「つらくないイメージ」を持つ方の45.1%が「想像より楽だった」と回答していました。検査の方法や体制は、以前とは変わってきています。
怖いと感じること自体はまったく自然です。ただ、不安を抱えたまま先送りを続けるより、一度「何が怖いのか」を誰かに話してみる。それだけでも、状況は変わり始めます。
いきなり検査を決めなくていい。相談でわかること、選べること

「検査を受けなきゃとは思っているけれど、踏ん切りがつかない」。そう感じている方にまず知っておいていただきたいのは、受診イコール検査ではないということです。相談だけで来院される方は、当院でも珍しくありません。
相談の中で整理できること
内科で医師と話すだけで、次のようなことが整理されていきます。まず、今の体調や症状から「そもそも検査が必要かどうか」を確認できます。相談の結果、「今すぐ検査をしなくても、経過を見ましょう」となる場合もあります。
検査が必要と判断された場合でも、どの検査をいつ受けるかは医師と相談しながら決められます。ご自身だけで考えていると選択肢が多すぎて迷いますが、医師と話せば優先順位がはっきりするものです。
「以前つらかった」「痛みが怖い」といった不安も、相談の中で共有できます。率直な気持ちを伝えていただくことで、医師の側もそれに合わせた対応を検討しやすくなります。
不安をやわらげる選択肢は、以前より広がっている
「今回も同じ思いをするのではないか」。過去の検査がつらかった方ほど、そう感じるものでしょう。ただ、検査時の苦痛を軽くするための選択肢は以前より広がっています。
鎮静剤を使用した検査では、多くの場合うとうとした状態のまま検査が進みます。日本消化器内視鏡学会でも、鎮静は苦痛や精神的な不安の軽減を目的として行われるものと説明されています。検査中はモニターで呼吸や血圧を確認し、終了後も意識がはっきり戻るまで院内で休んでいただく流れです。
胃カメラについては、鼻から挿入する経鼻内視鏡に対応している医療機関も増えています。経鼻の場合はのどの奥を刺激しにくく、嘔吐反射が起こりにくいとされています。
検査にかかる時間は、胃カメラであれば5分から15分程度が一般的です。「あっという間だった」という感想をいただくことも多く、身構えていた時間のほうが長かったという方もいらっしゃいます。
どの方法が自分に合っているかを事前に医師と話しておく。それだけでも、不安の質はずいぶん変わるはずです。
「まず話してみる」から始める。相談の進め方と当院の体制

検査への不安を感じている方にとって、受診の入口は「検査を受ける」ことではなく「話してみる」ことです。
相談のときに伝えていただくと、話が進みやすいこと
過去の検査経験
「以前の胃カメラがつらかった」「大腸カメラの準備がきつかった」など、具体的な体験があれば対応を考えやすくなります。
今感じている不安の内容
「痛みが怖い」「結果が心配」など、漠然とした状態でも構いません。医師と話す中で整理されていきます。
健診結果の用紙
手元にあれば持参いただくと参考になりますが、なくても問題ありません。
当院が相談の入口として担っている役割
髙石内科胃腸科は、墨田区で60年以上にわたり地域の健康を支えてきた有床診療所です。厚生労働省がかかりつけ医を「何でも相談でき、必要な時には専門の医療機関を紹介してくれる身近な存在」と位置づけているように、当院もその役割を日々の診療の中で担ってきました。
不安に合わせた検査体制
鎮静剤を使用した苦痛の少ない内視鏡検査に対応しており、経鼻内視鏡にも対応しています。毎月第1土曜日には女性医師が検査を担当していますので、ご希望の方は予約時にお伝えください。
検査後のフォロー体制
検査結果で気になる所見が認められた方には、必要に応じてフォローアップのご案内をお送りするなど、継続的な健康管理をサポートしています。一度の検査で終わりではなく、その先の健康管理まで一緒に考えていく姿勢を大切にしています。
「まだ検査を受けるかどうか決められない」という段階でも構いません。まずはお電話でお聞かせください。
【Q&A】検査に不安がある方からよくいただく質問
医院情報
| 医院名 | 髙石内科胃腸科 |
|---|---|
| 運営法人 | 医療法人社団 常壽会 |
| 所在地 | 〒131-0044 東京都墨田区文花1-21-3 |
| 電話番号 | 03-3619-3221 |
| 診療科目 | 内科・胃腸科・外科 |
| URL | https://jojyu-kai.jp/ |
