検査を受けて、結果の説明も聞いた。「とくに大きな問題はありませんよ」と言われて、ほっとした。けれど数日経つと、ふとした瞬間に考えてしまう。
「次はいつ受ければいいんだろう」「この結果って、本当に安心していいのかな」。
当院の受付では、検査を終えた方からそうしたご質問をいただく場面が少なくありません。検査を受ける前の不安はよく語られますが、実は「受けた後」に戸惑いを感じている方も多いように思います。
結果が手元にあるのに、次にどう動けばいいかがわからない。その状態が続くと、せっかく受けた検査が「受けただけ」で終わってしまうこともあります。
ここでは、検査のあとに何をすればよいのか、フォローがあるとその後の健康管理がどう変わるのかを、日々の業務で感じていることを交えながらお伝えしていきます。
「受けて終わり」にしない 髙石内科胃腸科のフォロー体制
検査の結果を聞いたあと、「で、次はどうすれば?」という疑問が残ったまま帰ってしまう。そうした経験は、当院に来られる方のお話のなかでもよく出てきます。検査を受けること自体は大きな一歩ですが、その先の「いつ、どうすればいいか」がわからなければ、不安は残ったままです。
髙石内科胃腸科では、検査結果で気になる所見が認められた方を中心に、必要に応じてフォローアップのご案内をお送りしています。「自分で覚えておかなければ」というプレッシャーを軽くするための取り組みです。
健康診断や各種検診で所見が認められた場合も、結果の内容をわかりやすくご説明したうえで、必要な検査や受診の流れを一緒に整理しています。内科の診察を起点に、今の症状だけでなく背景にある他の異常の可能性も含めて幅広く確認できる体制を整えています。
検査は大学や総合病院から経験豊富な専門医を迎えて実施しており、内視鏡検査では、麻酔という言葉で問い合わせをいただくこともありますが、実際に使用するのは鎮静剤で、検査時の負担に配慮した環境を用意しています。毎月第一土曜日には女性医師が内視鏡検査を担当しており、女性の方にも受けやすい環境を整えています。
「思いやりのある人間味豊かな医療」という理念のもと、検査を受けた方が「受けてよかった」と思えるところまでを、私たちの役割だと考えています。
検査を受けたあとに「どうすればいいかわからない」が起きる理由

「検査は受けたんですけど、そのあと何をすればいいかよくわからなくて」。受付でこうした相談を受けることは珍しくありません。検査を受けるまでは段階的に進んでいたのに、結果を受け取ったあと「次の一手」が見えなくなってしまう方は少なくありません。
「経過観察」の意味があいまいなまま帰ってしまう
人間ドックや内視鏡検査のあとに「経過観察で大丈夫です」と言われると、その場ではほっとします。ただ、この言葉の受け止め方は人によってかなり差があります。「何もしなくていい」と捉える方もいれば、「放置していいのか」と不安になる方もいます。
医療の現場では、「経過観察」は「今すぐ治療は必要ないが、定期的に状態を確認していく」という意味合いとされています(MEDLEYニュース)。ただ、診察の限られた時間のなかでは、再受診の時期や目安まで十分に伝えきれないこともあるのが実情です。当院の受付でも「次はいつ来ればいいですか」というご質問は頻繁にいただきます。
フォローがないと、検査が「そのとき限り」になりやすい
受付でよく耳にするのが「前に検査を受けたのは何年も前で、それっきりだった」というお話です。忙しい日常のなかで次の受診時期をご自身で管理し続けるのは簡単ではありません。
国立がん研究センターでも、がん検診は適切な間隔で定期的に受け続けることが必要だとしています。それでも検査後に具体的な案内がなければ「しばらくいいだろう」と考えるのは無理もないことです。とくに「異常なし」の結果だった場合、翌年以降を見送る方もいらっしゃいます。その間に体のなかで変化が進む可能性を考えると、検査後の「つながり」をどう維持するかは見過ごせないポイントです。
検査後にフォローがあると、健康管理はどう変わるのか

検査を受けたあとに医療機関から案内が届く。ただそれだけのことですが、「フォローがある」と「ない」では、その後の健康管理の流れが変わってきます。
「次の受診時期」がわかるだけで、不安の質が変わる
検査後にいちばん多い不安は、「次にいつ受ければいいのか」がはっきりしないことです。自分で調べてもピンとこないし、わざわざ電話で聞くのも気が引ける。そうして受診のタイミングを見失う方がいらっしゃいます。
フォローの仕組みがあれば、「次はこの時期を目安に」という案内が届きます。「やるべきことが見えている不安」と「何をすればいいかわからない不安」では、心の負担に差が出やすいものです。
当院では、検査結果に気になる所見があった方に対して、必要に応じてフォローアップのご案内をお送りしています。お知らせが届くことで、受診時期を覚えておく負担が軽くなります。
検査が「点」ではなく「線」になる
フォローのもうひとつの意味は、前回の結果と今回の状態を比較しやすくなることです。同じ医療機関で継続して検査を受けると、わずかな変化にも気づきやすくなる場合があります。
国立がん研究センターでも、かかりつけ医からの受診勧奨が検診の受診行動に効果的だと指摘されています。「届いたから行こう」と思えるきっかけの有無は、健康管理を続けられるかどうかに影響するように思います。
「聞ける場所がある」ということ
検査結果を受け取ったあと、ふと気になることが出てくる。そうした小さな疑問を相談できる場所があるかどうかも、気持ちの面では大きいように思います。
当院では検査後のフォローを通じて患者さんとのつながりを保ち、いつでもご相談いただける体制を整えています。検査は受けることがゴールではなく、結果をもとに健康管理へつなげることに意味があります。
相談や受診の目安をどう考えるか|検査後の「次の行動」を整理する

検査を受けたあとの不安は、多くの場合「何をすればいいかわからない」ことから生まれています。次にやることが整理できれば、気持ちの負担は軽くなります。
「経過観察」と言われたら、確認しておきたい3つのこと
「経過観察で大丈夫です」と言われた場合、確認しておきたいのは次の3点です。
「どのくらいの間隔で再検査を受ければよいか」
半年後か1年後かで日常の過ごし方も変わります。
「どんな変化があったら早めに受診したほうがよいか」
目安を知っておくと、必要以上に心配せずにすむことが多いです。
「次の受診はどこで受ければよいか」
同じ医療機関か別の専門機関かを確認しておくと迷いが出にくくなります。
聞きそびれても、後日お電話や次回受診時にご質問いただけます。遠慮される方もいらっしゃいますが、こうした質問にお答えするのも私たちの役割です。
日常のなかでできる小さな備え
検査と検査のあいだにご自身でできることもあります。たとえば体調の変化を簡単にメモしておくだけでも十分です。「食後に胃が重い」「便通のリズムが変わった」。こうした記録があると、受診時に医師へ具体的に伝えやすくなります。
検査結果の書類も手元に保管しておくのがおすすめです。別の医療機関を受診する際、過去のデータが判断材料になります。
「検査結果を持って相談に来る」だけでも立派な行動
「結果のことで少し聞きたいことがある」。当院にはそうした形で来院される方もいらっしゃいます。当院では検査後のご相談をいつでもお受けしており、内科の診察を通じてお答えできます。
検査は「受ける」で終わりではなく、「結果をもとにどう動くか」までが一連の流れです。フォローの仕組みと相談できる場所がある。そう知っていただくだけでも、検査後の過ごし方は変わるのではないかと思っています。
【Q&A】検査後のフォローや受診の目安についてよくある質問
医院情報
| 医院名 | 髙石内科胃腸科 |
|---|---|
| 運営法人 | 医療法人社団 常壽会 |
| 所在地 | 〒131-0044 東京都墨田区文花1-21-3 |
| 電話番号 | 03-3619-3221 |
| 診療科目 | 内科・胃腸科・外科 |
| URL | https://jojyu-kai.jp/ |
