健康診断の結果が「異常なし」だと、まずはほっとします。ただ、封筒を開けて数値を眺めたあとも、「なんとなく体調がスッキリしない」「去年とは少し感じが違う気がする」というモヤモヤが残ることはありませんか。
当院の受付でも、健診結果を手に「数値は問題ないって言われたんですけど、ちょっと気になることがあって」と来られる方は珍しくありません。
健康診断は、あらかじめ決められた項目だけを確認する検査です。体の状態をすべてカバーしているわけではありません。「異常なしだから様子を見よう」とご自身で判断するのか、「一度、内科で話を聞いてもらおう」と動くのかで、その後の気持ちの持ちようは変わってくるかもしれません。
ここでは、健診結果と体調のあいだにズレが生じる理由を整理しながら、内科に相談する意味や受診前に準備しておくと役立つことについてお伝えしていきましょう。
健診後の不安も相談できる内科として
健康診断で「異常なし」と出ても、どこか引っかかるものが残ることがあります。「気のせいかもしれないけど、やっぱり気になる」。その感覚を抱えたまま過ごすよりも、内科で一度話してみることで、状況が整理されるきっかけになることがあります。数値に表れていない体の変化を問診や診察で確認し、必要があれば検査につなげていく。そうした流れの入り口になるのが、かかりつけの内科です。
髙石内科胃腸科は、墨田区で60年以上にわたり地域の方々の健康を支えてきた、12床の有床診療所です。内科と胃腸科を専門とし、CTやエコー、内視鏡(EVIS LUCERA ELITE)といった検査設備を院内に備えています。健診結果をお持ちいただければ、すでに確認できている項目と照らし合わせながら、今の症状に合った対応を医師と一緒に考えていくことが可能です。
内視鏡検査について、「麻酔をしてほしい」というお問い合わせをいただくことがありますが、
当院では鎮静剤を使ってできる限り負担を軽減する内視鏡検査にも対応しており、過去に検査でつらい思いをされた方にも受けやすい環境づくりに取り組んでいます。検査結果で気になる所見が認められた方には、必要に応じてフォローアップのご案内をお送りするなど、継続的な健康管理のサポートも行っています。「異常なしだけど、ちょっと気になる」。それくらいの段階で構いませんので、気軽にご相談ください。
「異常なし」の意味と、健診ではわからないこと

健康診断の「異常なし」は、「検査した項目の数値が基準範囲に収まっていた」という意味です。「体のどこにも問題がない」とは、少し意味合いが異なります。「異常なしだったのに、なぜ調子が悪いんだろう」と感じたことがあれば、そのモヤモヤにはきちんとした理由があるのです。
健診でチェックしている範囲は、思ったより限られている
会社や自治体の健康診断で見ている項目は、血圧、血糖値、コレステロール値、肝機能、腎機能といったものが中心です。厚生労働省も、特定健診はメタボリックシンドロームや糖尿病などの生活習慣病リスクを早めにとらえるための検査と位置づけています。
裏を返せば、胃や大腸の粘膜の状態、甲状腺の異常、お腹のなかの臓器の形の変化といった領域は一般的な健診ではカバーされていません。「異常なし」は、あくまで「見た範囲では」という条件つきの判定です。
数値に出にくい不調は、珍しくない
「最近、食後に胃が重い」「前より疲れが残りやすくなった」「便の調子が安定しない」。こうした症状は、血液検査や尿検査の数値には反映されにくいものです。消化管の粘膜の状態や腸内環境の変化、内臓脂肪の蓄積具合などは、健診の基本項目に含まれていません。
厚生労働省の統計によると、定期健診で何らかの所見があった労働者の割合は年々上昇しています。逆にいえば、「異常なし」の判定を受けた方のなかにも、「数値は正常だけど、なんとなく調子がよくない」と感じている方はいるでしょう。
健診で見ていない部分に変化が起きていれば、数値に表れないのは当然です。その違和感は「気にしすぎ」ではありません。健診の仕組み上、十分あり得ることなので、結果の見方に迷ったときは、その感覚ごと内科に持ち込んでみてください。
内科で状況を整理すると、「次にやること」が見えてくる

「異常なしなのに安心できない」というモヤモヤは、内科で話してみると具体的な「次の一手」に変わります。来院された方のなかにも「こんなことで来てよかったんですかね」と少し照れくさそうに話される方がいらっしゃいます。ただ、お話を伺ってみると気になっていた症状の背景や生活の変化が見えてきて、「じゃあ、まずここを確認しましょう」と対応の方向が定まることも少なくありません。
会話のなかで、数値だけでは見えなかった部分を拾っていく
健康診断は、ある一時点の数値を基準と照らし合わせる仕組みです。内科の診察では、そこからもう少し踏み込みます。症状がいつ頃から気になり始めたのか、どんなときに感じやすいのか、最近の食事や睡眠に変化がないか。そうした話のなかから、数値だけでは整理できなかった体の変化に気づくきっかけが生まれることもあります。
いきなり検査ではなく、まず「何を確認すべきか」を一緒に考える
内科に行ったら、すぐに人間ドックや内視鏡検査を勧められるのではないか。そう心配される方もいますが、実際の流れは少し違います。まず今の症状と健診結果を照らし合わせて、追加の検査が必要かどうかを医師と一緒に検討するところからのスタートです。
たとえば、お腹の違和感が続いている場合はエコーで臓器の状態を確認し、そのうえで内視鏡やCTが要るかどうかを判断するという段階を踏んでいきます。「念のため」で手当たり次第に検査を受けるよりも、今の状態に合った検査だけを選ぶほうが体にも費用にも負担が少なく済むでしょう。
健診後の「モヤっとした不安」を放置せず、「受診するかどうか、まだ決めていない」という段階でも構いません。まずは話を聞いてもらうだけでも、頭のなかが整理されるきっかけになることがあります。
相談に行くとき、準備しておくと役立つこと

「ちょっと気になることがあるけど、病院に行くのは少し大げさかな」。そう感じて足踏みしている方もいるかもしれません。ただ、当院では「異常なしだったんですけど、気になって」と来られる方は日常的にいらっしゃいます。大げさに考える必要はなく、ちょっとした準備をしておくだけで当日のやり取りがスムーズになるので、以下を参考にしてみてください。
健診結果の用紙を持っていくと、話が早い
すでにチェック済みの項目がわかるので、同じ検査を繰り返さずに済みます。「ここはもう確認できているから、次はこの部分を見ましょう」と話を進めやすくなり、体にも費用にも無駄が出ません。引き出しにしまったままの方も多いので、受診前に一度探してみてください。
症状の経過をざっくりメモしておくと伝えやすい
「うまく説明できないかもしれない」と気にされる方もいますが、言葉にしにくい違和感こそ、直接話していただくほうが伝わりやすかったりします。とはいえ、いつ頃からどんなことが気になっているか、ざっくりとでもメモしておくと、診察室でのやり取りがスムーズです。
たとえば「3か月くらい前から、夕食後に胃が重い感じがある」「朝起きたときの疲労感が以前より強い」といった程度で十分です。細かく書き込む必要はありません。
「再検査って言われていないけど行っていいのかな」という迷いは不要
再検査の指示が出ていなくても、気になることがあれば相談して問題ありません。そういう段階で来院される方はまったく珍しくないので、構えずにお越しください。「ちょっと気になるんですけど」と口に出すだけでも、状況は動き始めます。
【Q&A】健診結果と体調の不安に関するよくある質問
医院情報
| 医院名 | 髙石内科胃腸科 |
|---|---|
| 運営法人 | 医療法人社団 常壽会 |
| 所在地 | 〒131-0044 東京都墨田区文花1-21-3 |
| 電話番号 | 03-3619-3221 |
| 診療科目 | 内科・胃腸科・外科 |
| URL | https://jojyu-kai.jp/ |
