「そろそろ人間ドックを受けたほうがいいのかな」「内視鏡検査って、今の自分に必要なんだろうか」と思いながらも、なかなか踏み出せないまま時間が過ぎている方は少なくないと思います。
受付で患者さんと顔を合わせていても、「ずっと気にはなっていたんです」という言葉をよく耳にします。受けるかどうかの判断は、年齢や症状だけでは決められないものです。生活習慣やこれまでの健診結果など、いくつかの要素をあわせて考える必要があります。
ここでは、検査を迷う背景を整理しながら、内科で相談してから決めるという進め方を一緒に考えてみましょう。
検査の迷いを一緒に整理する内科と胃腸科として
「検査を受けたほうがいいのはわかっている。でも、自分に本当に必要かどうかがわからない」。そんなふうに感じている方は、少なくありません。年齢や症状だけで判断できるものではなく、生活習慣や健診結果、家族の病歴など、一人ひとり事情が違います。だからこそ、内科で今の状態を確認しながら、検査の要否を医師と一緒に整理していく。そうした進め方が、無理のない選択につながるのではないかと思っています。
髙石内科胃腸科は、墨田区で60年以上にわたり地域の健康を支えてきた有床診療所です。大学や総合病院から経験豊富な専門医を迎え、オリンパス製の内視鏡システムを用いた検査を行っています。
胃カメラの麻酔と表現される方もいらっしゃいますが、正確には鎮静剤を使い検査時の負担に配慮した検査に対応しており、以前の検査でつらい経験をされた方にもご相談いただける体制を整えています。「女性医師に診てもらいたい」というご希望にもお応えしており、毎月第1土曜日に女性医師が検査を担当しています。検査結果で気になる所見が認められた方には、必要に応じてフォローアップのご案内をお送りするなど、検査後の健康管理もサポートしています。
「まず話を聞いてみたい」という方も、気軽にお問い合わせください。
先延ばしの背景と、検査を判断する材料

「そろそろ受けたほうがいいんだろうな」と思いながら、もう何年も経っている。人間ドックや内視鏡検査に対して、そんな感覚を持っている方は少なくないと思います。
国の調査(国民生活基礎調査、2022年)でも、胃がん検診の受診率は男性47.5%、女性36.5%と、目標の60%には届いていません。
検査を先延ばしにしてしまう3つの事情
受付で患者さんとお話ししていると、先延ばしの背景には共通した事情があるように感じます。
自分にどの検査が必要なのかがわからないこと。
選択肢が多いぶん、調べるほど迷いが深くなり、「とりあえず保留」のまま時間が過ぎてしまいがちです。
忙しさのなかで優先順位が下がること。
再検査を受けなかった理由で最も多いのが「仕事が忙しかった」(37.9%)という回答で、40代から60代は仕事や家庭の責任が重なる時期でもあります。
検査そのものへの心理的な抵抗。
とくに内視鏡検査に「痛い」「苦しい」というイメージを持っている方は、気持ちがついてこないことがあります。
こうした迷いを一人で抱えていると、「何もしない」が続きやすくなります。
検査の要否を考えるための判断材料
ただ、要否を考えるための材料は実はいくつかあります。たとえば年齢。40歳を過ぎると生活習慣病やがんのリスクが高まる傾向があるとされており、企業の定期健診だけではカバーしきれない領域が出てきます。
家族の病歴も材料の一つです。親やきょうだいにがんなどの既往がある場合、同じリスクを持つ可能性があるといわれています。
健診結果や生活習慣も関わってきます。「経過観察」や「要再検査」を放置している項目があれば、それ自体が相談のきっかけになるでしょう。
ただし、これらを自分一人で判断するのは簡単ではありません。だからこそ、「まず内科で状況を整理する」という進め方に意味があると考えています。
内科で相談して決めるという進め方

検査を受けるかどうか、一人で決めなくていい。まずお伝えしたいのは、そのことです。
人間ドックや内視鏡検査は、「受けるもの」として最初から構える必要はありません。内科で今の状態を確認して、検査が必要かどうかを医師と一緒に整理する。そういう進め方があります。
相談から始める健康管理の流れ
判断には年齢や家族歴、過去の健診結果、今の体調や生活習慣など複数の要素が関わってきます。これを自分一人で整理するのは難しいですし、そもそも整理しなくていいのが内科に相談するメリットです。
診察のなかで問診や血液検査といった基本的な確認を行いながら、「今の自分にはどんな選択肢があるのか」を一緒に見つけていきます。日本消化器内視鏡学会のガイドラインでも、大腸内視鏡検査の必要性は担当医と相談のうえで判断するとされています。
具体的にはどう進むのか
当院の場合、まず問診で今気になっていることや健診結果、生活の状況などをうかがいます。必要に応じて血液検査や腹部超音波などを行い、今の体の状態を確認します。
結果をふまえて、人間ドックや内視鏡検査が必要かどうかを医師と一緒に判断していきます。「胃カメラだけでいいのか」「大腸カメラも受けたほうがいいのか」といった疑問も、この段階で整理できます。
受けない選択肢もあるという前提
相談した結果、「今すぐ検査の必要はない」と医師が判断するケースもあります。その場合でも、次に確認すべきタイミングの目安がわかれば、漠然とした不安を抱え続けずに済むでしょう。
検査をすすめられた場合でも、鎮静剤を使い苦痛に配慮した方法や経鼻内視鏡といった選択肢がありますので、相談の段階でお伝えしています。
一人で判断を抱え込まず、まず状況を共有して、納得してから次に進む。その流れが、無理のない健康管理につながると考えています。
よくある誤解と、相談前に知っておきたいこと

受付や窓口でお話ししていると、思い込みが受診のハードルを高くしているケースは意外と多いように感じます。相談に来られる前に知っておいていただきたいことを整理してみます。
「症状がなければ検査は必要ない」という思い込み
「とくに調子が悪いわけではないから、まだ大丈夫」。そう考える方は多いのですが、がんやポリープの多くは初期段階で自覚症状が出にくいとされています。国のがん対策推進基本計画でも、症状のない段階での検診受診が早期発見に役立つとされています。「何もないから行かない」ではなく、「何もないうちに確認しておく」という考え方も選択肢の一つです。
「人間ドックはすべて受けなければ意味がない」という誤解
「すべて受けないと意味がない」と思い込むと、費用や時間の面でハードルが上がり、結局どれも受けないまま終わってしまうことがあります。実際には年齢やリスクに応じて必要な項目を選べますので、どれを優先すべきかは内科で相談すれば整理がつきます。
「検査を受ける前提で行かないといけない」という先入観
相談の結果「今は経過を見ましょう」となることもありますし、方法や時期を聞いたうえで持ち帰って考える形でもまったく問題ありません。当院でも「まず話を聞きたい」という理由で来られる方はいらっしゃいます。
「健診で異常なしだったから、それ以上は必要ない」という油断
企業の定期健診で「異常なし」でも、検査項目には限りがあります。胃カメラや大腸カメラ、腹部超音波は一般的な定期健診に含まれていないことがほとんどです。健診結果を持って内科で相談し、カバーできていない部分がないか確認してみるのも一つの方法でしょう。
迷っている時間が長くなるほど「今さら行きにくい」という気持ちも出てくるかもしれません。ただ、迷っていること自体が健康を気にかけている証拠でもあります。気になっていることを話すだけでも、次にやるべきことが見えてくることがあります。そのきっかけとして、内科での相談を使っていただければと思います。
【Q&A】検査についてよく寄せられるご質問
医院情報
| 医院名 | 髙石内科胃腸科 |
|---|---|
| 運営法人 | 医療法人社団 常壽会 |
| 所在地 | 〒131-0044 東京都墨田区文花1-21-3 |
| 電話番号 | 03-3619-3221 |
| 診療科目 | 内科・胃腸科・外科 |
| URL | https://jojyu-kai.jp/ |
